脱毛の種類は何種類?各仕組みと効果・永久脱毛が可能な脱毛方法とは

「ムダ毛の自己処理による手間や肌荒れを卒業したい」と脱毛を検討している人も多いのではないでしょうか?
脱毛にはいくつかの種類があり仕組みや痛み・効果に違いがあり、種類によって永久脱毛・そうでないものがあります。
本記事では、脱毛の種類と特徴・脱毛ごとの仕組みをご紹介!
つるつるなお肌を手に入れたい、肌に合った脱毛方法が知りたい人は参考にしてみてください。
目次
脱毛の種類

脱毛と言えば、永久脱毛をイメージしませんか?
永久脱毛とは、毛の再生率が最終脱毛から20%以下と80%の減毛効果が得られる施術を言います。
脱毛の種類は、4種類。
- 医療脱毛
- 美容脱毛
- ニードル脱毛
- ワックス脱毛
種類によって、永久脱毛・そうでないものがあるので下記項目で1つずつ解説していきます。
脱毛種類①:医療脱毛(レーザー脱毛)
医療脱毛は、医師の管理下で医師・看護師が施術する脱毛で医療行為に当たり、永久脱毛が可能な脱毛方法です。
なので、医療脱毛は医療機関で扱われ皮膚科医のいる病院・クリニックのみで受けられます。
医療脱毛の仕組み
医療脱毛は、黒い色素(メラニン)に反応するレーザーを照射して毛母細胞※を破壊。
毛が生える細胞を基から壊すので、永久的な脱毛効果が得られます。
体毛は毛周期という生え変わりサイクルにより、成長初期から休止期をループ。
レーザーは成長期の毛母細胞のみに照射できるため、複数回の施術が必要です。
※毛母細胞:毛を作り出す細胞

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最新の医療脱毛
以前までは、毛母細胞を破壊しなければ永久脱毛は出来ないと考えられていました。
しかし、近年の研究では毛を生やす命令を出している「バルジ領域」を破壊すると永久脱毛ができると判明したのです!

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最新技術の蓄熱式脱毛機では、バルジ領域のみを破壊するため従来の効果はそのままで施術時間が短く・痛みが少ない脱毛が可能です。
脱毛種類②:美容脱毛(光脱毛)
美容脱毛は光脱毛という脱毛方式で行われ、エステサロンや脱毛サロンでエステティシャンが施術します。
美容脱毛は永久脱毛ではありませんが、医療脱毛より痛みが少なくリーズナブルなのが特徴です。
医療脱毛(レーザー脱毛)とは照射する光の範囲・出力が異なり、医療行為にはあたりません。
美容脱毛の種類
美容脱毛の中にも3種類あり、仕組みや特徴が異なります。
- IPL脱毛
- SSC脱毛
- SHR脱毛
IPL脱毛の仕組み
IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛は、毛の黒色(メラニン)に反応しやすい光を照射する脱毛方法です。

※3
メラニン色素に反応し黒いところ程反応しやすいため、濃い毛にも脱毛効果が期待できます。
照射範囲が広く短時間での施術が実現でき、脱毛効果はおよそ1~2週間程度で感じやすくSSC・SHR脱毛と比べて早いです。
SSC脱毛の仕組み
SSC(スムース・スキン・コントロール)脱毛は、イタリアの医療メーカーが開発した脱毛方法。
施術部分に専用ジェルを塗布し、上から光(クリプトンライト)を照射するとジェルの成分により毛の成長を抑制できる仕組みです。

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SSC脱毛はジェルの作用で脱毛を促すため肌に優しく痛みが少ない、細い毛・産毛にも対応しています。
一方で、ジェルを用いた脱毛であるSSC脱毛の効果は緩やかで即効性が期待できない点がデメリット。脱毛効果は、およそ2~3週間程度で感じると言われています。
SHR脱毛の仕組み
SHR(スーパー・ヘアー・リムーバル)脱毛は、毛包に弱い熱を当てバルジ領域にダメージを与えて毛を生えにくくする脱毛方法。

※5
IPL・SSC脱毛にようにメラニン色素に反応する光ではなく細胞自体にアプローチするため、毛周期に関係なく短いスパンでの施術が可能です。
また、日焼けした肌やシミ・ほくろがある部分にも施術できます。
SHR脱毛は、弱い熱を広範囲に照射するためほぼ無痛かつ短い施術時間で脱毛でき、脱毛完了まで最短6か月と脱毛期間を短縮できるのです。
脱毛種類③:ニードル脱毛
ニードル脱毛は140年以上前にアメリカで誕生した、電気針を毛穴一つ一つに刺し電流で毛包を直接破壊る脱毛方法です。
細胞を破壊するため、施術した箇所から毛が再生することはなくFDA※から永久脱毛と認められています。※アメリカ食品医薬品局、日本でいうと厚労省

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ニードル脱毛での針を刺す行為・細胞を壊す行為は医療行為にあたりますが、種類によって脱毛サロンで取り扱われている施術方法もあります。
毛穴に針を刺し毛根を焼き切るニードル脱毛は、その場で毛が抜け落ちるほど即効性がある一方で、かなり強い痛みが伴う・毛量によって料金が高くなる点がデメリットです。
ニードル脱毛の仕組み
ニードル脱毛には4種類の施術方法があり、大きく分けて「絶縁針脱毛」と「美容電気脱毛」に分けられます。
絶縁針脱毛
絶縁針脱毛はニードル脱毛の中で最新の脱毛方法で、針から流した電流の熱で毛乳頭を破壊します。
医療針脱毛とも呼ばれ、医療機関のみで施術可能。
絶縁針脱毛に使用される針は、皮膚に触れる部分が特殊コーティングされているため安全性が高いと言われています。
美容電気脱毛
美容電気脱毛は脱毛サロンで扱われ、毛穴にプローブと呼ばれる極細の針を刺して施術。
針が皮膚に触れてトラブルにならないよう弱めの出力で行われ、絶縁針脱毛と比べて20~50%程度の低価格で受けられます。
美容電気脱毛の中にも、仕組みが異なる3種類の脱毛方法が存在するのです。
- ■ 美容電気脱毛
・電気分解法
⇒ 針から弱い電流を流して毛の成長促進部分を破壊
・フラッシュ法
⇒ 高周波の電気を流し発毛組織を破壊
・ブレンド法
⇒ 電気分解法×フラッシュ法を合わせた方法
脱毛種類④:ブラジリアンワックス脱毛

ブラジリアンワックス脱毛は、その名の通りブラジル発祥の脱毛方法。専用ワックスを塗布し、ストリップ(ペーパー)で一気にはがします。
ワックスを密着させてはがすため、脱毛だけでなく古い角質や産毛も処理が可能です。
ブラジリアンワックスは顔や眉毛・鼻毛など気になる部分に使用でき、粘膜に近い箇所も脱毛できます。
ブラジリアンワックスの種類
ブラジリアンワックスの種類は大きく分けて、ソフトワックスとハードワックスの2種類。
ソフトワックス
ソフトワックスの中でも水性・油性に分かれています。
水性ワックスは原料に蜂蜜や砂糖が使われているため、食べられるほど安全。完全に固まらずぬぐい取れるため、脱毛失敗の確率が低いです。
油性ワックスは主に脱毛サロンで扱われ、腕や脚・ボディなど広い面の脱毛に使われています。
油性ワックスは、水性ワックスと比べて粘着力が高く肌に負担がかかるため敏感肌やデリケートゾーンの脱毛には不向き。
原料に松ヤニが使われているため、アレルギー反応を起こす可能性があります。
ハードワックス
ハードワックスは、主にVIO脱毛の際に使用されます。
ソフトワックスより粘着力が高く、細かい部分や短い毛も脱毛できるため、鼻毛や耳毛・わき毛の脱毛にも向いています。
脱毛の種類は4種類。重視する点で選ぶ
脱毛には4種類あり、方法によって仕組みはもちろん痛みの強さや効果が違います。
また、メリット・デメリットもあるため重視する点をしっかり把握し、肌に合った脱毛方法を選びましょう。
- 永久脱毛するなら
- ・医療脱毛
・ニードル脱毛
- 痛みが少ない脱毛方法
- ・美容脱毛
─ SSC脱毛
─ SHR脱毛
- 即効性がある脱毛方法
- ・ニードル脱毛
・ブラジリアンワックス脱毛
※1.2 MariaClinic:医療レーザー脱毛とは
※3 CUSTOM LIFE:IPL脱毛とは?
※4 epilino:SSC脱毛の仕組みを解説!
※5 CUSTOM LIFE:SHR脱毛の効果とは?
※6 トラコレ:【医師監修】ニードル脱毛(針脱毛)は痛いけど効果絶大!